パーソナルカラー診断で誤診を疑った時の確認事項3選
公開日 2023年3月19日 / 更新日 2023年11月20日近年、パーソナルカラー診断の出来るサロンの増加により、誰でも簡単に診断を受けることができるようになりました。
しかし、「この診断結果は合っているのか?」と誤診を不安に思う方も多くいらっしゃるようです。
決して安くない金額を支払い、貴重な時間を使って診断を受けに行ったのに、誤診を疑うことは悲しいですよね。
実は、誤診ではなく診断結果の解釈を誤っていることもあり、再診断の必要がない場合もあるんです。
なぜなら、パーソナルカラー診断は、タイプに分けることは難しいからです。
様々な要素を分析し、診断結果を出すので、診断を受けた方に変化があると、違和感が出る可能性もあります。
ここでは、パーソナルカラー診断を受けて、誤診を疑う方に確認して欲しいことをご紹介いたします。
この記事を読み終えていただければ、誤診でないのに誤診で悩むことはなくなるでしょう。
目次
パーソナルカラーの誤診は起こるのか?
プロの診断とはいえど、全く誤診がないとは言い切れません。
パーソナルカラーに関する資格は国家資格ではなく、国内外でも標準的な資格もありません。
そのため、団体(協会)によって教え方も様々、アナリストの考え方も様々です。
可能ならば、診断を受けに行く前に、アナリストはどのような資格を保有しているのか、認定している団体はどのようなところなのか、リサーチしておくことが望ましいです。
違法というわけではありませんが、稀に無資格で診断している場合もあるようです。
誤診を疑う時にチェックしたいこと3選
ここでは、誤診かもしれない?と思った時に確認したいことを3つご紹介いたします。
チェック1:2ndシーズンについて言及されたか?
ベストシーズン(1stシーズン)と共に、2ndシーズンについて言及されていないでしょうか?
2ndシーズンが分かると似合う色の特徴(属性)がより具体的にわかります。
例えば、「1stシーズンは夏、2ndシーズンは春」の場合、夏と春の共通点は「明るい色が似合う」ことです。
この場合、「ブルベ夏なんだ!」と解釈するのは少し危険です。
暗い色が苦手なことは分かるかもしれませんが、くすみが苦手な可能性もあります。また、強いブルーベースの色も苦手な可能性もあります。
逆に、少し黄みがかかるくらいなら似合う方もいらっしゃいます。
同じ 1stシーズンは夏でも、
2ndシーズンが冬であれば、クール(ブルーベース)。
秋であれば、ソフト(薄い色、またはくすみ)が似合うということです。
もし、パーソナルカラー診断を受けたのに「似合う属性」がよく理解できてない場合、2ndシーズンを理解すれば納得できるかもしれません。
補足ですが、2ndシーズンが必要ないくらい、似合う属性が1つのシーズンにぴったりはまる場合もあります。
2ndシーズンの捉え方については、別の記事で詳しく解説しておりますので、よろしければご覧ください。
チェック2:髪型が変わっていないか?
髪型を変えると物凄く肌色が変わって見える場合があります。
(ほとんど変わらない、変わっても違和感が出にくい程度の方もいます。)
髪型を変え、パーソナルカラー診断時は似合っていた色が、似合いにくく感じている場合もあるかもしれません。
このような場合は、誤診ではありません。
髪型のパーソナルカラーへの影響を理解しているアナリストから、再診断をしてもらうことが、お悩みの解決への近道です。
チェック3:メイクで顔が変わっていないか
メイクをせずにパーソナルカラー診断した場合も、誤診を疑うことになるかもしれません。
例えば、メイクで顔に強さを出したとします。
その場合は、より強い色が似合うようになるはずです。
また、化粧下地やファンデーションで肌色の補正をすると、似合う色が変わる可能性もあります。
コンタクトも着けるものによっては、似合う色が変わることはあります。
例えば、裸眼では瞳(虹彩)の色が明るい人が、真っ黒のコンタクトを使用したとします。
その場合は、裸眼と比べて暗い色が似合うようになるはずです。
裸眼で診断を受けて、いつも通りコンタクトを着けると違和感があっても仕方ないのです。
この場合も、誤診されたというわけではありません。
個人的には、メイクで大きく変化を出す人こそ、メイクしたまま診断することをお勧めしております。
(ただメイクが変わった場合、似合う色が変わることはあります)
こちらのページ(パーソナルカラーの考え方)をご覧いただけると幸いです。
誤診ではなかった事例
実際にあった、誤診ではなかった事例をご紹介いたします。
O様はパーソナルカラー診断を受けたことがあり、ブルベ冬との診断をされていました。
お話をお聞きしたら、「ブルベ冬なのに黒は似合わないと言われた。」とのことでした。
似合う色に丸をつけたリストをお持ちだったので拝見しました。
そのリストでは、ブルベ冬と同じくらい、ブルベ夏の色にも丸がついていました。
そして、ベーシックカラーに全然丸がついておらず、何着たら良い?とお困りのご様子でした。
私が診断をさせていただいても、O様はウインターです。
きっとどんなアナリストが見ても、誤診はしないであろう、分かりやすいウインターの素材をお持ちでした。
ただ、ウインターといっても、人により似合う色は様々です。
O様は、最初の診断で、「ブルベで鮮やかな色が似合う」と解釈されていたようでした。
でも、お顔には青みの強い色は似合いませんでしたし、鮮やかな色も似合いませんでした。
ただ、髪には鮮やかな色はお似合いで、黒も似合っておられました。
よって、ウインターという診断結果になったのです。
そのことをドレープを当ててご覧いただきながら、ご説明しました。
ブルベ冬と言われた理由が分かり、似合う配色も分かり、O様はスッキリしておられました!
診断自体は間違っていなくても、アナリストの説明不足により誤診を疑ってしまう事例でした。
パーソナルカラーが違うと思う場合の対処法
残念ながら、絶対に誤診だと確信された方もおられるかもしれません。
誤診されやすい方は、似合う色の属性がパーツごとに違うことが原因の一つにあると思います。(こちらの記事をご覧ください)
そのような方は特に、理論的かつ論理的に診断が出来るアナリストの元に診断に行かれることが望ましいです。
パーソナルカラーの再診断に行く時に気をつけたいこと
まず、上記を参考にしていただき、アナリストを選ぶことです。
そして、なぜ誤診だと思ったのか、誤診を疑う診断の時のことをなるべく詳しくアナリストに話してみてください。
きっとなぜそのような診断になったのか、なぜ誤診だと感じたのか説明してくれるはずです。
正しいパーソナルカラーを知るためにできること
個人的な見解ですが、パーソナルカラー診断の誤診の原因になる大きな要因が
- 「髪の存在無視」誤診
- 「色白に見えるから似合う」誤診
この二点が多いのではないかと思っております。
誤診が起こるのは、アナリストの知識、経験不足であることが原因です。
クライアントに落ち度はありません。
でもクライアントにもできる誤診の防止策はあります。
それは、「どこに似合っているのか?」を聞くことです。
もし、肌の話しかされていないと感じたら、「髪や瞳はどうですか?」と聞いてみてください。
また、「肌色が白く見えるから良い」と言われたら要注意です。
色白になることで美しく魅力的になっているか、以下のポイントに注意してよく見てみてください。
- 顔のパーツがぼやけていないか
- 輪郭がぼやけて顔が大きく見えないか
- のっぺりして見えないか
分かりにくかったら、「分かるように見せてほしい」と言って大丈夫です!
決して安くない金額を出して、貴重なお時間を割いてパーソナルカラー診断をしてもらうのです。
ご自身にどのような変化が起きるのか、色による影響を見て楽しんでいただくことも大切なのではないかと思います。
ぜひ勇気を出して「もっと教えて欲しい」と主張して欲しいです。
まとめ
それでは、この記事の大事なことをまとめていきます。
- プロのパーソナルカラー診断でも、誤診は起こる
- 2ndシーズンを確認する
- 髪型が変わっていないか考えてみる
- メイクで顔が変わっていないか考えてみる
- 再診断に行く場合はアナリストをよく選ぶことが大切
- 納得できるまで質問する!
後で誤診を疑い何度もパーソナルカラー診断に行き、大切なお金や時間を余分に費やすようなことが起こらないで欲しいなと、切実に思います。
ぜひパーソナルカラーを役立てて、楽しい彩り豊かな生活を送っていただきたいです。
私も、神奈川県秦野市でパーソナルカラー診断を行なっています。
1日1組限定の自宅サロンですので、じっくり診断を受けたい方にお勧めです。
ぜひホームページをご覧になりLINEよりお問い合わせください。