パーソナルカラーの自己診断は難しい!その理由と解決策2選
公開日 2023年3月1日 / 更新日 2023年11月20日近年のパーソナルカラー診断ブームで、自己診断が出来るサービスが増えてきました。一度は診断をしたことがあるものの、診断結果がしっくりこないでお困りの方も多いのではないでしょうか?
実は、自己診断では、正しく項目の選択ができていないが故に間違った結果になることが多いです。
ですので、自己診断をする際は、第三者に聞きながら診断すると正しい診断をしやすいです。
ここでは、パーソナルカラーを自己診断するのが難しい理由と、本当のパーソナルカラーを知るための方法を解説いたします。
また、自己診断のような簡易的な診断でも正しい結果が得られる方の特徴をご紹介します。
この記事を読み終えていただければ、パーソナルカラーの本質が分かり、簡易的な診断の結果に惑わされなくなります。
目次
パーソナルカラーを自己診断で知るのは難しい
自己診断で正しいパーソナルカラーを知ることは難しいです。解説の例として、Aさんを挙げさせていただきます。Aさんの特徴は下記です。
- 瞳(虹彩)の色は春(明るく黄味のブラウン)
- 白目の色は夏冬(青みがある)
- 肌の色は春夏(明るくニュートラル)
- 肌の質感は夏秋(艶感がなくマットで柔らかい)
- 髪は夏秋(細く柔らかい)
Aさんのような、お顔や髪に似合う色の異なった特徴を持つ方は少なくありません。そのような場合でも、その自己診断サービスの何らかの基準によって4シーズンに振り分けます。
例えば、Aさんの場合「ブルベ夏」という診断結果になったとします。もし、Aさんが目元に強い特徴を持っていて、鼻、唇と大きなパーツ持っていたとすると、ブルベ夏の淡い色、くすんだ色は全然似合わないのです。
解決策!正確に診断するコツは第三者に見てもらうこと
そもそも、先ほどの4項目も正しく答えることができない場合も多いです。自分を客観視することはとても難しいからです。
また、色はグラデーションになっていますので、診断フォームの例で出てくる色のどちらとも違い、判断に悩むことも少なくないと思います。
そして、黄色人種の日本人はほとんどの方が黄味を感じる肌色です。その中で黄み肌、赤み肌、また、中間のニュートラルと分類しますので、本当は赤み肌なのにイエベ!と勘違いする方もいらっしゃいます。
また、人の肌の色は均一ではありません。
おでこ、頬、顎など、どこを見ても同じ色ということはなく、赤みのある部分、黄みの強い部分があるのは普通です。
パーソナルカラーアナリストの私の体感では、ニュートラルに分類される(イエベ、ブルベに偏らない)方がとても多いように思います。
また、肌に関してはイエベ、ブルベよりも
- 皮膚が厚いまたは薄い
- 艶肌またはマット肌か
- 肌色が明るい、または暗い
- 肌色が濃い、または薄い
など他の要素でも似合う色は変わります。
質感に関しても色と同様、「どちらでもないような、、、」という方も多いでしょう。
そして、髪や瞳に関しても色だけで決まるものではありません。
微妙なものを判断するからこそ、第三者の目で、できれば違う特徴を持つ人と比べながら診断をしていくと分かりやすいと思います。
自己診断が難しい理由3選
主観、好みで見てしまう
自身で診断するとなると、なりたい方を選んでしまうことがあります。また、「色黒」でお悩みの方ですと、そんなに黒くない場合でも「色黒」に反応して選択してしまうこともあるでしょう。
主観だけで判断すると間違った項目を選択してしまうことがあるので注意が必要です。
そもそもタイプ分けすることが難しい
自己診断でわかるのはほとんどが春夏秋冬の4シーズンです。最近は2ndシーズンまでわかるサービスも増えてきたようですが、「タイプ論」では、パーツごとに違った特徴を持っている方に納得のいく診断をするのは難しいでしょう。
基準が不明瞭なものを判断することが難しい
色はグラデーションになっていて、境目がありません。誰が見てもわかるような特徴を持っている人もいれば、そうでない人もいます。肌色はスケールを使用して測色することも可能ですが、皮膚の厚みや艶感などは正確に測ることは出来ないので、自身で判断するのは難しいです。
そもそもパーソナルカラー診断とは何なのか?
「似合う色」がパーソナルカラーです。肌だけに似合う色でも、髪だけに似合う色でも目元だけに似合う色でもありません。
あなたを構成するパーツそれぞれに似合う色、質感を分析し、印象の強弱を判断し、どのように取り入れれば魅力が生かされるのかをお伝えするのがパーソナルカラー診断なのです。
自己診断でも簡単にわかる人はこんな人!
自己診断で納得できる診断ができるのは、どのパーツにもわかりやすい特徴を持っている方なのではないかと思います。(持論です)
パーツごとに違う似合う要素を持っている場合、どこに強い特徴があるかで似合う色は変わりますので、それを見極める診断スキルが必要です。
パーソナルカラーはあなたの納得感が大事!
パーソナルカラーは正解を求めるものではないと思います。
もし、自己診断の結果とプロの診断結果が異なったとしても、ご本人が納得していればOKですし、好きなファッション、メイクを楽しんで自分が自分であることに肯定的な気持ちを持てることが1番なのではないかなと思います。
逆にプロの診断を受けても、納得出来ていない場合は再診断をお勧めします。
そして、持っている素材やお顔が同じ人はいませんので、タイプ分けできなくて当然です。
自己診断の結果に納得できない、活かし方が分からないなど、お困りのことがあればプロを頼ってほしいなと思います。
まとめ
それでは、この記事の大事なことをまとめていきます。
・パーソナルカラーを自己診断で知るのは難しい
・正確に診断するコツは第三者に見てもらうこと (解決策1)
・わかりやすい特徴を持っている人は自己診断で納得しやすい
・パーソナルカラー診断とは「似合う色を分析する」こと
・パーソナルカラー診断は納得することが大事
・結果や生かし方に疑問があればプロの診断を!(解決策2)
自己診断の際に、ご自身で迷う項目があるようでしたら、ご家族やお友達に「どっちだと思う?」と聞きながら診断を行なっていくと主観が入らずに診断できるので、お困りの方はぜひ一度お試しください。
パーソナルカラー診断にはいろんな流派があり、アナリストもたくさんいるので、誰に見て貰えば良いか分からない場合もあると思いますが、診断を「タイプ分け」ではなく「パーソナル論である」と主張しているアナリストを探すと良いのではないかと思います。
私も神奈川県秦野市の自宅サロンで診断を承っておりますので、興味がありましたら当サロンのホームページをご覧ください。
診断のご希望の方は、LINEより、ご希望の日程をご連絡ください。